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不正調査の事例

事業再生していくため、不正調査をはじめ内部の改革を進めつつ会社を再建していくことが大切です。

不正の兆候を嗅ぎ分ける!従業員の不正調査

調査に携わる前の会社の状況

  • 経理担当者が古参社員で一人
  • 支出面が増大
  • 社長は経理に苦手意識
業種 機械部品製造業
都道府県 徳島県
年商 6億円
負債総額 2億円
従業員数 30名

<SCLの取り組み>

  1. 当社事務所で社長と事前打合せ
  2. 現地訪問し、帳簿類の照合作業
  3. 職務分掌、社内規定の精査
  4. 従業員面談

調査の結果

二重チェックが必要と判断。チェック者は上席である必要はなく、総務の女性を推薦。経費の不正は社用車の頻繁な私的利用によるもの以外はなし。社長は長年の労への感謝もあり、該当社員を不問。むしろこの調査にて、購買部門の調達が惰性で行われていることが判明。社長決裁の金額ラインを下げ、社長の関与の度合いを高めた。

調査後の会社の状況二重チェック体制を確立し、採算ベースの改善
不正のポイント1危険信号を見定める
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  • 従業員の入れ替わりが速い
  • 従業員のモラルが低い
  • 非現実的な業績目標を経営者が要求する
  • 裏付けの証憑が無いにも関わらず、修正仕訳を行う
  • 会計ソフトを導入しているにも関わらず、月次報告や試算表がすぐに用意できない
  • 仕入先に対して請求書の再作成を要求する
  • 原因を調査せずに棚卸資産の減耗を処理する
  • 顧客のクレームが増加する
  • 業界の景気や会社の全体の業績は上昇傾向にも関わらず、利益は悪化傾向にある
  • 利益相反行為の噂
  • 外部には良い噂が聞こえない
不正のポイント2不正の兆候を嗅ぎ分ける
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  • 1人の人間もしくは少人数のグループが、統制を受けることなく経営を支配している。
  • 経営方針や倫理規範が、経営陣によって正しく伝達・履行・実施されていない。
  • 利益や、利益の伸びが報告されているにも関わらず、営業キャッシュフローが繰り返しマイナスになるか、営業キャッシュフローを生み出す能力がない。
  • 巨額取引、異例な取引、複雑な取引が、期末に行われている。
  • 通常の取引とは言えないような、関連者との間だけの巨額の取引が存在する。
  • 経営陣が、勘定科目を指定して会計処理を行わせ、それを正当化している。
  • 監査役または監査人に対して、従業員や情報へのアクセスを不当に制限したり、取締役との対話の機会を不当に制限するような制約がある

相談から契約までの流れ

  1. 電話にて相談
  2. 面談(2回)
  3. 契約条件提示
  4. 弊社との契約